Every Little Thing 誕生まで
グループ名の由来
Every Little Thingというグループ名は、ビートルズの楽曲「エヴリー・リトル・シング」から由来していて、持田香織さんは「曲のタイトルからいただきました」と説明しています。
エイベックスの専務だった松浦勝人さんは持田香織さんの歌声をZARDのように感じたことから、五十嵐充さんに曲を作らせ、これはいけると感じた松浦さん自身がプロデュースを決めます。
持田香織さんの声質に惹かれた五十嵐さんは早速にヴォーカルレッスンを始め、この2人のユニットでのデビュー話がトントン拍子で進むことになりました。が、イメージするユーロビート系のサウンドにはアクセントが足りないと感じた五十嵐さんはギターの必要性を訴え、大学のバンド仲間であった伊藤一朗さんを誘い、3人体制によるELTが誕生します。
1996年8月、
持田香織:ヴォーカル・作詞担当
伊藤一朗:ギター・作曲・編曲担当
五十嵐充:リーダー・サウンドプロデュース・キーボード・作詞・作曲・編曲担当
の3人体制で、1stシングル「Feel My Heart」でCDデビューしました。
「出逢った頃のように」MVは沖縄の宮古島で撮影されました!
出逢った頃のように 公式
1997年8月にリリースされた5枚目のシングル。Every Little Thingの楽曲で初の日本語タイトルとなっており、元メンバーである五十嵐充さんが作詞・作曲を手がけました。
夏にぴったりの爽やかな曲調で、森永製菓「ICE BOX」のCMソングとしても起用されました。
イントロなしでサビから始まり、ピュアな歌詞と持田香織さんの澄んだ歌声がマッチした楽曲です。
「どんなに時が経っても”出逢った頃のように”彼にときめきを感じていたい」という女性の純粋な気持ちが描かれています。
「Time goes by」
Time goes by 公式
1998年2月にリリースされた8枚目のシングルです。
Every Little Thingの代表曲の一つで、最大の約114万枚を売り上げ、シングル初のミリオンセラーを達成しました。
フジテレビ系列のドラマ『甘い結婚』の主題歌やTOYOTAのCMソングなど複数のタイアップがされました。
Every Little Thingにとって初のバラードの楽曲で、過去の恋愛を切なく歌いあげています。
「fragile」
fragile 公式
2001年1月にリリースされた17枚目のシングルです。
フジテレビ系列『あいのり』の主題歌となり、若い女性を中心に話題を呼びました。
タイトルである「fragile」はフランス語で「壊れやすい、脆い」といった意味です。
お互いの想いが通じ合って結ばれたのに、心がすれ違ってしまう、愛する人とのすれ違いに苦しむ女性の姿を描いています。