女性ミュージシャン ~1990年 お勧めソング!
松任谷由実(荒井由実) プロフィール
生年月日:1954年1月19日、出身地:東京都八王子市
1971年、14歳の時に作った楽曲で17歳の時に作曲家としてデビューし、大学在学中の1972年にシングル「返事はいらない」でデビュー。
1975年10月、シングル「あの日にかえりたい」がオリコンチャート初の1位を獲得。
1976年、アレンジャーでプロデューサーの松任谷正隆さんと結婚し、それ以降は松任谷由実名義で活動します。
他のアーティストに楽曲の提供をしながら、自身もシングル・アルバムをリリースし、1982年、松田聖子提供した「赤いスイートピー」がオリコンチャート1位を獲得し、作曲家としても脚光を浴びました。
松任谷由実(荒井由実)厳選ソング! 代表曲・ヒット曲
「 翳りゆく部屋」 荒井由実としての最後のシングル曲になります
翳りゆく部屋 松任谷由実YouTubeチャンネル
1976年3月発売の7枚目のシングルです。
作詞・作曲:荒井由実、編曲:松任谷正隆
この曲は14歳の時に作った「マホガニーの部屋」という曲が原型となっています。
荘厳なオルガンの伴奏ですが、とても悲しい別れの歌になっています。
「中央フリーウェイ」 東京都府中市付近の風景が登場する歌詞が印象的です
中央フリーウェイ 松任谷由実 YouTubeチャンネル
1976年11月20日発売の4枚目のオリジナルアルバム「14番目の月」に収録されています。
作詞・作曲:荒井由実、編曲:松任谷正隆
在日米軍の調布基地、サントリー武蔵野ビール工場や東京競馬場と、東京都府中市近辺の風景が描かれています。
「二人して 流星になったみたい」などの歌詞から、夜のドライブデートにピッタリの曲です。
「卒業写真」 青春時代の思い出をバラード調で歌っています
卒業写真 high_note Music Lounge
ハイ・ファイ・セットのデビューシングルとして書き下ろされ、セルフカバーが1975年発売のアルバム「COBALT HOUR」に収録されています。
作詞・作曲:荒井由実、編曲:服部克久
「人ごみに流されて 変わってゆく私をあなたはときどき 遠くでしかって」のあなたは、ユーミンの学生時代の恩師(美術教室の女性教師)のことです。
卒業ソングの定番ですが、歌詞の内容は卒業後のことを歌っています。
2番に出てくる「柳」は田町からアルファスタジオへ向かう歩道沿いの柳がモデルになっています。
「ひこうき雲」 重々しくないメロディーとアレンジが印象的です
ひこうき雲 松任谷由実YouTubeチャンネル
1973年11月発売の2枚目のシングル「きっと言える」のB面曲です。
作詞・作曲:荒井由実、編曲:荒井由実、キャラメル・ママ
若くして亡くなった友人を悼み、その命を一筋の雲になぞらえて歌った曲です。
荒井由実さんは著書「ルージュの伝言」の中で、当時のことを次のように語っています。
「小学校の同級生の子が高校一年の時に死んで、お葬式に行きました。集まった仲間との小学校の同窓会的な感覚を感じている一方、その子の遺影の顔が大人(高校生)の顔をしていて…そのことにとてもインパクトを受けたことを憶えています。」
「やさしさに包まれたら」聞き心地が良い軽やかなメロディが大人気です。
やさしさに包まれたら 松任谷由実YouTubeチャンネル
1974年4月発売の3枚目のシングルです。
作詞・作曲;松任谷由実、編曲:松任谷正隆
不二家ソフトエクレアのCMの依頼を受けて作られた曲で、1989年、ジブリ映画「魔女の宅急便」のエンディングテーマとして起用され、再び脚光を浴びるようになりました。
「神様」や「メッセージ」などの言葉が使われていますが、やわらかな曲調で重くなることなく、すーっと心に染みこむような温かい歌になっています。
「春よ、来い」 春の美しさをドラマティックに描いています
春よ、来い 松任谷由実YouTubeチャンネル
1994年発売の26枚目のシングルです。
作詞・作曲;松任谷由実、編曲:松任谷正隆
同名のNHK連続テレビ小説「春よ、来い」の主題歌です。また、音楽の文部科学省検定済教科書や中学2年生国語教科書に掲載されました。
文語を使った美しい歌詞とピアノのメロディーが印象的な楽曲です。
2011年に発生した東日本大震災の被災地を支援するため、「(みんなの)春よ、来い」プロジェクトを行っています。
「Hello,my friend」 夏の終わりに似合う切ないラブソングです
Hello,my friend 松任谷由実YouTubeチャンネル
1994年発売の25枚目のシングルです。
作詞・作曲;松任谷由実、編曲:松任谷正隆
フジテレビ系月9ドラマ「君といた夏」主題歌です。
緩やかなメロディに乗せながら、夏の終わりの淡い恋愛模様がしっとりと描かれていて、もう戻れない夏の記憶や、会えなくなった友人への想いなどが溢れています。
「恋人がサンタクロース」J-POPの代表的なクリスマスソングです
恋人がサンタクロース 松任谷由実YouTubeチャンネル
1980年12月発売の10枚目のオリジナルアルバム「SURF&SNOW」に収録されています。
「お姉さん」に“恋人=サンタクロース”と教えられて、大人になって主人公が"サンタクロース"を待つ、という歌詞になっています。
シンコペーションが随所で使用されている楽曲です。